『大天下』総合ルール

第二版|更新:2026.09.27

能力の発動条件や、判断に迷う場面を確かめるためのルール集です。初めて遊ぶ方は、遊び方からどうぞ。

優先条項 カードの説明と本書の記述が異なる場合は、本書のルールを優先します。効果の解釈に迷ったときは、該当する能力の項目を確認してください。

1. 目的と勝敗

互いの本陣には7枚の城壁(天守1・一の丸2・二の丸4のピラミッド。卓上では自分の山札の上から裏向きに積む)がある。相手の城壁をすべて崩した側が勝つ(落城)。双方とも兵を出せず、山札と陣から補充もできないときは、残った城壁の多い側が勝つ。同数なら引き分け。ブラウザの関ヶ原体験戦は城壁6枚、物語は章ごとに指定された枚数で始まる。

2. 用意

  1. 各自20〜30枚のデッキ(構築規定は第11章)。よく切り、上から7枚(下段4・中段2・上段1)を裏向きに積んで城壁とする。
  2. 残りが山札。各自7枚引いて手札とする。
  3. 初手に強さ3以下の兵が1枚もないとき、一度だけ手札を引き直せる(マリガン)。
  4. 先手はじゃんけん等で決める。

3. 手番の流れ

自分が先手(場が空)の手番のはじめに、次の順で行う:①徴兵=山札から1枚引く → ②帰陣=陣で表になっている兵を1枚だけ手札に戻せる → ③表返し=陣で裏向きの兵をすべて表にする → ④行動=兵を出すか城を築く。見送ることもでき、その場合は自分の城壁から1枚を手札に加える(最後の1枚なら落城)。応戦の手番ではこれらは行わず、応戦かパスのみ。

4. 合戦

  1. 先手はカードのセット(同じ強さ1〜4枚、または連続する強さ3〜5枚の〈連隊〉)を場に出す。
  2. 応戦は同じ枚数で、より強いセットのみ。連隊には同じ長さのより強い連隊のみ。
  3. 応戦の代わりに、軍略(第9章)・籠城(第10章)を使えるものがある。
  4. どちらかがパスしたら合戦終了。最後にセットを出していた側が勝者。
  5. 卓上では、討死した札も合戦が終わるまで自分の側に列を作って残す。手数を数えるための記録であり、討死時の能力は倒された時点で解決する。

5. ダメージと城壁

  1. 合戦の終わりは次の順で解決する:①勝ちの宣言 → ②打撃を増減する能力(砲撃・掛かれ柴田・殿軍など) → ③勝利時能力(調略・刎頸の交わりなど) → ④城壁ダメージ(籠城はこのダメージだけを受け流す) → ⑤勝ち残りの帰陣。調略の毒は④より先に回る——城壁から手札へ駆け込む守兵(④で入る)を狙うことはできない。
  2. 勝者は「その合戦で自分が出したセットの数(=手数。暗殺も1手)」ぶん、相手の城壁を崩す。場に残した自分の列を数えればよい。記憶やカウンターは不要。
  3. ダメージ加算能力(砲撃・蜻蛉切など)はここに加える。数え方は各キーワードの定義(第8章)。
  4. 崩れた城壁カードは守り手の手札に入る(〈破城〉が絡む場合を除く)。
  5. ダメージ処理の後、勝者の最後に出したセットだけが裏向きで陣に入り、討死したほかの札は捨て札の置き場へ移す。
  6. 城壁が1枚もなくなったら落城=敗北。

6. 陣(休息の循環)

合戦に勝ち残った兵は裏向きで陣へ →(次の自分の先手の手番の③で)表になる → その次から、先手の手番の②で1枚ずつ手札に戻せる。応戦の手番では戻せない。〈風林火山〉〈車懸り〉はこの休息を飛ばす(第8章)。

7. 特別な札

  1. 総大将∞:単騎で出し、数字の兵に勝つ。〈刺客〉や濃姫の〈暗殺〉、織田信長の〈天下布武〉など、総大将に勝つ能力もある。能力ごとの条件と例外は第8〜10章を参照。
  2. 総大将の応戦:城壁の枚数にかかわらず、相手の2枚以上のセットには応戦できない。
  3. ユニーク:固有名詞を持つ武将・総大将。歴史上その人は一人だけ——1つの軍に、同じ人物のカードは合わせて1枚だけ。強さや時代の違う版でも同じ(例:若き日の徳川家康〈強さ6〉を入れた軍に、関ヶ原の徳川家康〈∞〉は入れられない)。
  4. 武将は同じ強さの兵とまとめて出せる。

8. 兵の能力(キーワード辞典)

8.1 〈年貢〉

該当カード:農兵

〈年貢〉この兵が討死すると、山札から1枚引く。場・手札・陣・城壁のどこで討たれても働く。

8.2 〈暗殺〉・〈懐剣〉

該当カード:刺客・濃姫

〈暗殺〉場が総大将(∞)のとき、この兵を単騎で出せる。出したらその合戦に即勝利。普段は強さ1の兵として数や連隊に使える。

8.3 〈忍び働き〉・〈物見〉・〈越前の栄華〉・〈甲賀衆〉

該当カード:忍び・斥候・朝倉義景・六角義賢

〈物見〉この兵を含むセットで合戦に勝ったとき、斥候1人につき1枚徴兵する。

8.3.a〔六角義賢〈甲賀衆〉〕 〈甲賀衆〉この兵を含むセットで合戦に勝ったとき、甲賀の忍びが報せて1枚徴兵する。

8.4 〈輜重〉

該当カード:荷駄隊

〈輜重〉この兵を含むセットで合戦に勝ったとき、2枚徴兵する。荷駄が戦線に補給を運び込む。

8.5 〈海運〉

該当カード:村上水軍

〈海運〉先手のとき、この兵を含むセットを出した瞬間に1枚徴兵する。村上の船は兵とともに補給を運ぶ。

8.6 〈神算〉

該当カード:竹中半兵衛

〈神算〉この兵を単騎で出して合戦に勝ったとき、3枚徴兵する。わずか十六人で稲葉山城を乗っ取った軍才——少数こそが策の見せ場。

8.7 〈一番槍〉・〈槍の又左〉・〈先鋒の意地〉・〈剣豪〉

該当カード:一番槍・前田利家・福島正則・北畠具教

〈一番槍〉この兵を単騎で出して合戦に勝ったとき、追加で敵城壁1ダメージ。

8.7.a〔福島正則〈先鋒の意地〉〕 〈先鋒の意地〉この兵を含むセットで合戦に勝ったとき、追加で敵城壁1ダメージ。宇喜多勢一万七千に正面から槍をつけた東軍先鋒。

8.7.b〔北畠具教〈剣豪〉〕 〈剣豪〉この兵を単騎で出して合戦に勝ったとき、追加で敵城壁1ダメージ。塚原卜伝に学んだ剣豪大名。

8.8 〈兵糧入れ〉・〈備前宰相〉

該当カード:九鬼水軍・宇喜多秀家

〈兵糧入れ〉この兵を含むセットで合戦に勝つと、自分の陣で休息中の兵を1枚選んで表に返す。

8.8.a〔宇喜多秀家〈備前宰相〉〕 〈備前宰相〉この兵を含むセットで合戦に勝つと、自分の陣で休息中の兵を1枚選んで表に返す。西軍最大の一万七千を率いた若き主力。

8.9 〈風林火山〉・〈井伊の赤備え〉

該当カード:赤備え・井伊直政

〈風林火山〉この兵を含むセットで合戦に勝ったとき、勝ち残った兵は休息せず表のまま陣に入る——次の自分の手番からすぐ手札に呼び戻せる(総大将∞には効果がない)。

8.9.a〔井伊直政〈井伊の赤備え〉〕 〈井伊の赤備え〉この兵を含むセットで合戦に勝ったとき、勝ち残った兵は休息せず表のまま陣に入る。武田の遺臣を束ねた赤備え、関ヶ原でも先陣を駆けた。

8.10 〈人たらし〉・〈独眼竜〉

該当カード:木下藤吉郎・伊達政宗

〈人たらし〉この兵を含むセットで合戦に勝ったとき、藤吉郎の弁舌に惹かれて2枚徴兵する。

8.10.a〔伊達政宗〈独眼竜〉〕 〈独眼竜〉この兵を含むセットで合戦に勝ったとき、奥州の兵が集って2枚徴兵する。

8.11 〈関ヶ原の調略〉・〈謀略〉・〈羽州の狐〉

該当カード:黒田長政・毛利元就・最上義光

〈謀略〉この兵を含むセットで合戦に勝ったとき、相手の手札から1枚を無作為に討ち取る。謀多きは勝ち、少なきは敗れる。

8.11.a〔黒田長政〈関ヶ原の調略〉〕 〈関ヶ原の調略〉この兵を含むセットで合戦に勝ったとき、相手の手札から1枚を無作為に討つ。小早川も吉川も、開戦の前に長政の書状が落としていた。

8.11.b〔最上義光〈羽州の狐〉〕 〈羽州の狐〉この兵を含むセットで合戦に勝ったとき、相手の手札から1枚を無作為に討ち取る(調略の名手)。

8.12 〈刎頸の交わり〉・〈盟約〉・〈一領具足〉

該当カード:大谷吉継・浅井長政・長宗我部元親

〈盟約〉この兵を含むセットで合戦に勝つと、陣の表の兵を1枚選んで手札に戻す。

8.12.a〔大谷吉継〈刎頸の交わり〉〕 〈刎頸の交わり〉この兵を含むセットで合戦に勝つと、陣の表の兵を1枚選んで手札に戻す。友のために病躯を輿に乗せ、白頭巾で采配を振った。

8.12.b〔長宗我部元親〈一領具足〉〕 〈一領具足〉この兵で合戦に勝ったとき、陣の表の兵1枚が即座に手札へ帰還する(半農半兵の即応)。

8.13 〈破城〉・〈国崩し〉

該当カード:破城槌・大友宗麟

〈破城〉この兵を含むセットで合戦に勝ったとき、破った城壁カードは相手の手札に入らず討死する。

8.13.a〔大友宗麟〈国崩し〉〕 〈国崩し〉この兵を含むセットで破った城壁は相手の手札に入らず砕ける(フランキ砲「国崩し」)。

8.14 〈鉄砲寄合〉・〈島津の退き口〉・〈鉄砲〉

該当カード:明智光秀・島津義弘・鉄砲足軽・雑賀孫一

〈鉄砲〉この兵を含むセットで応戦すると、相手の場の兵を討ち、自分のセットを陣へ退かせて休息させることもできる。その場合は城壁ダメージなしで、自分が先手になる。

8.14.a〔島津義弘〈島津の退き口〉〕 〈島津の退き口〉この兵を含むセットで応戦すると、相手の場の兵を討ち、自分のセットを陣へ退かせて休息させることもできる。その場合は城壁ダメージなしで、自分が先手になる。敵中を突破した退き陣。

8.15 〈掛かれ柴田〉・〈蜻蛉切〉・〈鬼左近〉・〈鬼義重〉

該当カード:柴田勝家・本多忠勝・島左近・佐竹義重

〈掛かれ柴田〉この兵を含むセットで合戦に勝ったとき、追加で敵城壁1ダメージ。枚数を問わない突貫。

8.15.a〔本多忠勝〈蜻蛉切〉〕 〈蜻蛉切〉この兵を含むセットで合戦に勝ったとき、追加で敵城壁1ダメージ。五十七度の戦で傷ひとつ負わなかった漢の、天下三名槍。

8.15.b〔島左近〈鬼左近〉〕 〈鬼左近〉この兵を含むセットで合戦に勝ったとき、追加で敵城壁1ダメージ。「三成に過ぎたるものが二つあり、島の左近と佐和山の城」。

8.15.c〔佐竹義重〈鬼義重〉〕 〈鬼義重〉この兵を含むセットで合戦に勝ったとき、追加で敵城壁1ダメージ。七本槍を一太刀で斬ったと伝わる猛将。

8.16 〈砲撃〉・〈釣り野伏せ〉

該当カード:大筒・島津義久

〈砲撃〉この兵を含むセットで合戦に勝ったとき、セット内の大筒1門につき追加で敵城壁1ダメージ。

8.16.a〔島津義久〈釣り野伏せ〉〕 〈釣り野伏せ〉この兵を含むセットで合戦に勝ったとき、伏兵の追い討ちで追加の敵城壁1ダメージ。

8.17 〈築城名人〉・〈支城網〉

該当カード:藤堂高虎・北条氏康

〈支城網〉この兵を含むセットで合戦に勝つと、山札の上から1枚を裏向きで城壁に加える。城壁は開戦時の枚数まで。山札がなければ補修しない。

8.17.a〔藤堂高虎〈築城名人〉〕 〈築城の名手〉この兵を含むセットで合戦に勝つと、山札の上から1枚を裏向きで城壁に加える。城壁は開戦時の枚数まで。山札がなければ補修しない。

8.18 〈松尾山の去就〉・〈謀反〉・〈梟雄〉

該当カード:小早川秀秋・明智光秀(謀反)・松永久秀

〈謀反〉この兵を含むセットで合戦に勝ったとき、相手の陣の表の兵から最強の1枚を討死させる(表が居なければ、裏の兵から無作為に1枚)。主君の兵法は知り尽くしている。

8.18.a〔小早川秀秋〈松尾山の去就〉〕 〈松尾山の去就〉この兵を含むセットで合戦に勝ったとき、相手の陣の表の兵から最強の1枚を討つ(表が居なければ裏から無作為に1枚)。松尾山を下った一万五千の槍は、昨日の友・大谷隊の横腹を突いた。

8.18.b〔松永久秀〈梟雄〉〕 〈梟雄〉この兵で合戦に勝ったとき、相手の陣の兵1枚(最強)を討死させる。裏切りと謀略で三好家を食い破った男。

8.19 〈宰相殿の空弁当〉

該当カード:毛利秀元

〈宰相殿の空弁当〉特別な能力はない。動かぬ大軍も、盤上では大身の10である。

8.19.a〔毛利秀元〈宰相殿の空弁当〉〕 〈宰相殿の空弁当〉特別な能力はない。南宮山の毛利本隊三万——「いま兵に弁当を使わせておる」と、ついに動かなかった。大身の10として、ただそこに居る。

8.20 〈天下布武〉

該当カード:織田信長

〈天下布武〉総大将∞。単騎で出し、数字の兵に勝つ。相手の総大将∞にも、信長のほかに手札が3枚あれば応戦できる。その3枚を無作為に選んで討死させる。信長どうしには使えず、刺客には討たれる。

8.21 〈檄文〉・〈安房水軍〉・〈大一大万大吉〉

該当カード:顕如・里見義堯・石田三成

〈檄文〉この兵を含むセットで合戦に勝ったとき、門徒へ檄を飛ばして2枚徴兵する。

8.21.a〔里見義堯〈安房水軍〉〕 〈安房水軍〉この兵を含むセットで合戦に勝ったとき、水軍が兵を運んで2枚徴兵する。

8.21.b〔石田三成〈大一大万大吉〉〕 〈大一大万大吉〉強さ∞——必ず勝つ(単騎のみ・刺客と天下布武にだけ敗れる)。この札で合戦に勝ったとき、2枚徴兵する。一人が万民のため、万民が一人のため——治部少輔の檄に、諸将が応じる。

8.22 〈風林火山〉・〈肥前の熊〉

該当カード:武田信玄・龍造寺隆信

〈風林火山〉この兵で合戦に勝ったとき、勝ち鬨の号令で自分の陣の休息中(裏向き)の兵をすべて表に返す。信玄自身は通常どおり休む——動かざること山の如し。

8.22.a〔龍造寺隆信〈肥前の熊〉〕 〈肥前の熊〉この兵で合戦に勝ったとき、自分の陣で休息中の兵をすべて表に返す(猛攻の号令)。

8.23 〈海道一〉

該当カード:今川義元

〈海道一〉この兵で合戦に勝ったとき、2枚徴兵する。海道一の太守の富に、兵は自ずと集まる。

8.24 〈蝮〉・〈謀聖〉・〈問鉄砲〉

該当カード:斎藤龍興・尼子晴久・徳川家康

〈蝮〉この兵を含むセットで合戦に勝ったとき、相手の手札から無作為に1枚が寝返って戦場を去り(討死)、自分は山札から1枚徴兵する。

8.24.a〔尼子晴久〈謀聖〉〕 〈謀聖〉この兵で合戦に勝ったとき、相手の手札から1枚を無作為に奪い取る(祖父・経久ゆずりの謀)。

8.24.b〔徳川家康〈問鉄砲〉〕 〈問鉄砲〉強さ∞——必ず勝つ(単騎のみ・刺客と天下布武にだけ敗れる)。この札で合戦に勝ったとき、相手の手札から無作為に1枚が寝返って戦場を去り(討死)、自分は山札から1枚徴兵する。松尾山へ撃ちかけた催促の鉄砲——迷う者は、もう敵の列には居られない。

8.25 〈毘沙門天〉

該当カード:上杉謙信

〈毘沙門天〉この総大将は刺客の〈暗殺〉で討たれない。信長の〈天下布武〉には敗れ、〈兵糧攻め〉では陣に退く。

8.26 〈畿内の覇者〉

該当カード:三好長慶

〈畿内の覇者〉開戦時、手札を1枚多く引いて戦を始める。畿内の経済力は、兵の集まりが違う。

9. 軍略

9.1 〈殺し間〉

該当カード:殺し間

〈軍略〉相手が3枚以上のセットで攻め寄せたとき、応戦の代わりに使う。城門は開かず、攻め手はすべて討死する(場は流れ、陣にも帰れない)。使った軍略も討死。

9.2 〈奇襲〉

該当カード:奇襲

〈軍略〉相手の単騎(∞以外)に応戦する代わりに、手札の兵1枚を添えて使う。その兵は強さを無視して場に出て勝つ——相手のセットは討死し、勝った兵が場に残る。合戦は終わらず、そのまま続く(場の熱=手数は仕切り直さず、積み上がったまま。勝った兵も1手として数える)。相手はこの兵に、同じ枚数のより強い兵で討ち返せる。使った軍略は討死。

9.3 〈殿軍〉

該当カード:殿軍

〈軍略〉相手の2枚以上のセットに応戦する代わりに使う。合戦は相手の勝ちになるが、受ける城壁ダメージが2減る(0まで下がる)。使った軍略は討死。

9.4 〈火計〉

該当カード:火計

〈軍略〉相手の2枚以上のセットに応戦する代わりに使う。場の兵をすべて焼き払い(全員討死)、場は流れる——ただし先手は相手に渡る。使った軍略は討死。

9.5 〈影武者〉

該当カード:影武者

〈軍略〉自分の総大将(∞)が刺客・暗殺で討たれるとき、手札から自動で身代わりに立ち、総大将を手札へ逃がす。影武者は討死する。

9.6 〈兵糧攻め〉

該当カード:兵糧攻め

〈軍略〉相手の単騎(∞にも有効)に応戦する代わりに使う。戦わずに糧道を断ち、その兵は飢えて相手の陣へ退く(討死せず)。さらに相手は手札から1枚を無作為に失う。場は流れて自分が先手。使った兵糧攻めは討死する。

9.7 〈車懸り〉

該当カード:車懸り

〈車懸り〉自分の兵のセットに添えて出す(先手でも応戦でもよい)。その合戦に勝ったとき、勝ち残った兵は休息せず表のまま陣に入る(総大将∞もよい)——次の自分の手番からすぐ呼び戻せる。使った車懸りは討死する。

10. 城カード

10.1 〈不焼〉

該当カード:姫路城

〈不焼〉築城して本拠地にすると——天守に攻め込まれても、一度だけ持ちこたえる(その攻撃はそこで終わる。城は傷つき、次に天守を破られたら落城)。〈築城〉先手のとき本拠地に定め、天守そのものを建て替える(表向き・元の守兵は手札へ・本拠地は同時に一つ)。〈籠城〉相手のセットへの応戦の代わりに手札から出すと、城に籠もってそのセットの城壁ダメージを受けない(討死・先手は相手のまま)。

10.2 〈天険〉

該当カード:岐阜城

〈天険〉築城して本拠地にすると、建っている間ずっと——一度に受ける3以上の城壁ダメージを1軽減する(大軍ほど険しい山道に喘ぐ)。〈築城〉先手のとき本拠地に定め、天守そのものを建て替える(表向き・元の守兵は手札へ・本拠地は同時に一つ)。〈籠城〉相手のセットへの応戦の代わりに手札から出すと、城に籠もってそのセットの城壁ダメージを受けない(討死・先手は相手のまま)。

10.3 〈夜普請〉

該当カード:墨俣一夜城

〈夜普請〉築城して本拠地にすると、建っている間ずっと——城壁を一度に2枚以上破られた攻撃の後、山札の上から1枚を城壁に積み直す(開戦時の枚数まで)。〈築城〉先手のとき本拠地に定め、天守そのものを建て替える(表向き・元の守兵は手札へ・本拠地は同時に一つ)。〈籠城〉相手のセットへの応戦の代わりに手札から出すと、城に籠もってそのセットの城壁ダメージを受けない(討死・先手は相手のまま)。

10.4 〈総構え〉

該当カード:小田原城

〈総構え〉築城して本拠地にすると——建っている間、自分の城壁が破られて手札に駆け込むたび、追加で1枚徴兵する(総構えの町からも兵が湧く)。〈籠城〉相手のセットへの応戦の代わりに手札から出すと、そのセットの城壁ダメージを受けない(討死)。

10.5 〈城割り〉

該当カード:犬山城

〈城割り〉築城した瞬間に働く——自ら城壁を3枚まで崩し、守兵を手札に加える(肉を切らせて骨を断つ即効型)。以後は天守そのものとなる。〈籠城〉相手のセットへの応戦の代わりに手札から出すと、そのセットの城壁ダメージを受けない(討死)。

10.6 〈太閤普請〉

該当カード:大坂城

〈太閤普請〉築城した瞬間に働く——戦いで欠けた城壁を、山札から3枚まで補修する(城壁の総数は開戦時を超えない)。以後は天守そのものとなる。〈籠城〉相手のセットへの応戦の代わりに手札から出すと、そのセットの城壁ダメージを受けない(討死)。

10.7 〈百万一心〉

該当カード:郡山城

〈百万一心〉築城して本拠地にすると——その瞬間、自分の陣で休息中(裏向き)の兵がすべて表に返る(領民も国人も、皆この城とともに)。〈築城〉先手のとき本拠地に定め、天守そのものを建て替える(表向き・元の守兵は手札へ・本拠地は同時に一つ)。〈籠城〉相手のセットへの応戦の代わりに手札から出すと、城に籠もってそのセットの城壁ダメージを受けない(討死・先手は相手のまま)。

11. 構築規定

  1. デッキは20枚以上30枚まで。
  2. 自作の軍(自由構築)は、強さ1から10の兵をそれぞれ1枚以上含めること。物語で用意される軍や、用意済みの軍勢には、この条件を適用しない。
  3. 絵柄や加工の異なるパラレル版(キラ仕様など)は、同名カードとして扱う。性能は通常版と完全に同一で、〈ユニーク〉や枚数制限も同名として数える。
  4. 同じ強さは、名前が違っても合計4枚まで(城カードは強さ0として合計4枚まで)。
  5. 総大将∞はちょうど1枚。
  6. 〈ユニーク〉(固有名詞の武将・総大将)は各1枚。同一人物は、武将版・総大将版・時代違いの版など、すべて合わせて1枚(例:若き日の家康を入れたら、関ヶ原の家康は入れられない)。同じ人物なら、改名前後の名(例:松平元康と徳川家康)でも1枚として数える。
  7. 一枚札〈刺客〉は1枚まで。
  8. 軍略は合計4枚まで。

12. 紙のカードで遊ぶとき

  1. 無作為に討つ・奪う(謀略・蝮・兵糧攻めなど):相手が自分の手札を伏せてよく混ぜ、こちらが目隠しで1枚指す。
  2. 自分の手札から無作為に失う(天下布武の代償):相手に扇の中から引いてもらう。
  3. 相手の陣の裏向きから討つ(謀反で表が居ないとき):裏向きの列から無作為に1枚選ぶ。中身を見て選んではならない。
  4. 姫路城〈不焼〉の「一度持ちこたえる」:城カードを横向きにして傷を表す。
  5. 影武者:条件を満たした瞬間、手札から公開して割り込む。
  6. 本作に「相手のカードが自分の持ち物になる」効果は存在しない。各自が触るのは常に自分のカードだけである。

13. 改訂履歴

第二版のルールです。最終更新:2026.09.27。